傷寒論 11条(寒熱の真否)

新型コロナの感染者がまた増えてきた。
大阪では時短営業がまた始まるみたいだ。
新型コロナ病床のために病院に行けず、
慢性病悩む患者さんたちの受け皿に
鍼灸院は少しでもなれるだろうか?

鍼灸は既存の医療とは離れた地位にあるけれども
少しでも社会貢献する道があればいいなと思う。


病人身太熱、反欲得衣者、熱在皮膚。
寒在骨髄也、身大寒、反不欲近衣者、寒在皮膚、熱在骨髄也。

この条文では、外部から入ってきた病気
(ウイルスや季節の温度変化など)の
「寒熱」を区別する。

注意すべきことは
東洋医学における寒熱は体温のことを言わない。
体温計の『〜℃』は考えない。
あくまで自覚でどうかということを問う。

「熱」とは熱感を感じることであり、
「寒」とは寒気を感じることである。

熱は一種の炎症、寒は一種の循環障害と
考えてもいいかもしれない。

衣を欲す
とは寒くて毛布をかぶるようなイメージであり、
体の中心(骨髄)に寒証と考えられる。
逆は身体の中心に熱証があると考えられる。

大事なことは患者さんの表面の症状に捉われず、
しっかりと問診、確認することで
体の寒熱を判別しなければならない

という作者の意図があるように思う。

施術においては、身体の中心(骨髄)の方を
主眼に施術するのがいいだろう

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