盧 嘉林– Author –
-
傷寒論 太陽病(上)4条
前回の続きはこちら傷寒論 太陽病(上)1条傷寒論 太陽病(上)2条傷寒論 太陽病(上)3条 今日は4条を見ていく。4条では「伝」と言うキーワードが出てくる。現代医学と同じように、伝統医学でも鑑別は行われていた。「どの症状にはどんな薬が合うのか... -
Kindleがやって来た
amazonプライムセールなるものを使ってKindleペーパーホワイトを買ってみた。 シワが寄っているのは配送の関係 開けてみるとなかなか中身の黒いボックスがおしゃれ 一日使った感想は「とにかくめちゃくちゃ目が楽!!」amazomのオリジナル技術e-linkの効果... -
温泉宿を訪ねて
仕事柄か古い本ばかりに触れる機会が多い。それはもう何度も何度でも読む。読書百編義おのずと通ず。読めば読むほど、僕らは昔の名医たちの鮮やかな治療にいつも魅了されるのだけれど、その人たちがどんな生き方をしてたかは知らない。どんな名医でも一... -
傷寒論 太陽病(上)3条
前回の続きはこちら傷寒論 太陽病(上)1条傷寒論 太陽病(上)2条 インフルエンザが流行るとこぞって議論になるのがこの条文の「傷寒」である。典型的な悪寒、関節痛、それに加えて吐き気これに展開の早い臨床像を示せばまさにインフルエンザとクリニッ... -
汗って何だろう?②
前回の続きはこちら汗って何だろう? むかーしの医書をめくっているとこんな文言に出会います。 以天地為之陰陽、陽之汗、以天地之雨名之。【素問・陰陽応象大論】 「汗は天から地に降る雨のようだ」とは何ともシャレオツな表現ですねぇ「陰」とか「陽」と... -
乾癬(銀屑病)について②
前回の記事はこちら乾癬について(現代医学)乾癬について① 前回、乾癬は鍼灸では比較的、治療方針が固まったお病気だとお話しました。そのキーワードが「血熱(ケツネツ)」伝統医学に触れない人には馴染みのない言葉ですが「血(ケツ)」は体を潤す物質・栄養... -
中秋の名月
10月1日は中秋の名月でした。当院でも診療後にお月見をさせていただきました。台風のない中秋の名月は久々な気がして珍しく?お団子たしなみながら秋の夜長。 新型コロナウイルスの騒ぎもあってか季節感を失いつつあったので、心なしか季節に合わせて体がリ... -
汗って何だろう?
発汗はデトックス? 汗をかけない人が増えている -
傷寒論 太陽病(上)2条
前回の続きはこちら・鍼灸師が傷寒論を読む・太陽病(上)1条 ざっくり言うと太陽病とは 脈が浮く、 頭(後頭部)が痛んで寒さを嫌う の二つの症状である。それでは次の条文をみてみよう。 太陽病、発熱、汗出、悪風、脈緩者、名為中風。 (2条) 前条の太... -
生理痛・子宮のトラブル(癥瘕)
ふと臨床で癥瘕(ちょうか)の話題が出たのでおさらい。 癥瘕(ちょうか)ってなんだろう?癥瘕は中医学に見られる一種の病症で、「腹部を触れた時に塊があり、張った感じや、痛みを伴う」といった症状をあらわします。多くは子宮や卵巣のトラブル(子宮筋...