こんにちは盧嘉林です。
今日は、一般的にメジャーな更年期障害の
改善方法・治療法についてまとめてみます。
***男性による更年期障害もあります。詳しくはこちら***
【ホルモン補充療法(HRT)】
更年期障害はホルモンの不足により起こるので
これを補ってやろうというのがこの方法です。
主に内科や産婦人科、内分泌科などのクリニックで処方されます。
プロゲステロンとエストロゲンを併用して
摂取することで治療していきます。
この治療法ではどちらかというと典型的な
・のぼせ(ホットフラッシュ)
・汗(異常な発汗)
・骨粗鬆症の予防
などには非常に効果があります。
ただし、
・不定愁訴には対応しにくい
・長く服用することで癌化のリスクがある
・飲み続けなければならない
など必ずしも万能ではない部分もあります。
【漢方薬】
次に更年期の方に有用と言えば、漢方薬です。
こちらは
・手に入りやすい
・不定愁訴に強い(いろんな症状をまとめて治せる)
・副作用が他の治療法に比べて圧倒的に少ない
などなどのメリットがあります。
効く症状も
『ホットフラッシュ、動悸、腰痛、食欲不振、吐き気、おう吐、不正出血、月経量の異常、性交痛、外陰部の違和感、頻尿、排尿痛、頻脈、発汗、手足の冷え、イライラ、不安、落ち込み、不眠、肩こり、意欲の低下、集中力の低下、のどのつかえ感、頭痛、肥満、むくみ、体の違和感』
と多岐に渡ります。
ただし、
・経験による処方が多いのでしっかり効果を出すのにお薬の調整が必要
・薬局やクリニックでも廉価に手に入るがしっかり効果を出そうとすると比較的高価になりやすい
などのデメリットもあるため注意が必要です。
一定期間、服用することで症状を改善し、
お薬を飲まなくて良いようになるのが目標です。
『当帰芍薬散トウキシャクヤクサン』
『加味逍遙散カミショウヨウサン』
『温経湯ウンケイトウ』
『五積散ゴシャクサン』
『桂枝茯苓丸ケイシブクリョウガン』
などが一般的に使われます。
・鍼灸(針灸)
上記二つに比べると知名度は低いですが、
針灸治療も非常に有効です。
実は針灸治療も漢方と同じ東洋医学のため
『ホットフラッシュ、動悸、腰痛、食欲不振、吐き気、おう吐、不正出血、月経量の異常、性交痛、外陰部の違和感、頻尿、排尿痛、頻脈、発汗、手足の冷え、イライラ、不安、落ち込み、不眠、肩こり、意欲の低下、集中力の低下、のどのつかえ感、頭痛、肥満、むくみ、体の違和感』
といって様々な症状に対応することができます。
また上記の二つと違い薬物ではないので
自然治癒力を最大限使い薬漬けにならずに
症状を改善することができます。
身体にある経穴という部位を使い、
漢方薬のような効果を発揮することができます。
以上、更年期にお悩みの方へ
治療法をまとめてみました。
お悩みの方はそのままにせず、ぜひ一度
最寄りのクリニック、漢方薬局、鍼灸院に
お問い合わせください。
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