人類に指数関数は難しいようです

直感的にとらえられないものとどう向き合うか

こんにちは
東京では2000人の新型コロナの感染者が続く展開となっております。
関西圏でも緊急事態宣言を出そうか?なんて話が出ているようです。

鍼灸院は、医療の側面も少なからずありますので当院といたしましては
引き続きコロナ対策をして施術に当たりたいと考えております。
むしろこんな時だからこそ、自然治癒力を高めるような鍼灸施術に
興味を持っていただけると嬉しい限りです。


さてさて今日は友人とこんな話をしていました。

友人(以下、友)「最近コロナ増えてきたなあ」
自分(以下、自)「ほんまやな」
友「でも大阪が一日500人くらいでも大阪の人口が250万人くらいやったらみんなかかるまで5000日はかかるよね」
自「・・・」

吉本新喜劇ばりにずっこけました。
みなさん何がおかしいか分かったでしょうか?

目次

感覚的に捉えられないものもある

感覚的に捉えらえないものもある
感覚的に捉えらえないものもある

ウイルスの感染は倍々ゲームだとよく言われます。感染した人が、
別の二人にうつすと、さらにその二人が別々の二人にうつす。

1 < 2 < 4 < 8 < 16 < 32

5回うつせば32人ですね。
単純に5倍とはならないのがこの話のキモです。
(もちろんウイルスの場合、こんなに単純にことは運ばないのですが・・・)
この増え方がいわゆる指数関数というやつなのですね。
単純に掛け算とならないので先ほどの例で
5000日もそのペースで増えれば全世界の全人口が
コロナにかかるみたいな悪夢がやってきます。
(恐ろしやおそろしや)

有名な話ですが、
折り紙を43回折ることが出来れば月にいけるそうです。
こちらはなんともロマンチックな話ですが、
ロマンチックになるくらいには
この指数関数という代物が
僕らの感覚からズレているとも言えるのではないでしょうか?

直感的にとらえられないものとどう向きあうか

直感的にとらえられないものとどう向き合うか
直感的にとらえられないものとどう向き合うか

「指数関数なんて高校でやったよ!バカにすんな!」
というツッコミが来そうですが、体感としてこの増え方が
分かる人が人類に何人いるのでしょうか?
僕自身も正直言えば
「指数関数ってなんかすごい増え方するやつ」
くらいにしか体感では分かりません。
(頭で考えればいくらでも深い理解はできます)

鍼灸師として思うこと

鍼灸師は、自分の感覚や直感をとても大切にします。
昨日もそんな記事を書きましたが
自分の感覚こそが診察のキモであり、
他の人より鋭い感覚を持って患者さんの不調を
見つけたり、治したりすることに誇りを持っているからです。

しかし、数学や科学が明らかにしたのは
感覚だって間違うことがあるんだよ
ということでした。

感覚的に捉えられないものがコロナであるなら
僕らは感覚的に捉えられるものと
そうでないものの区別が出来なければ
ウイルスに勝てても
僕らはまた同じ過ちを繰り返すのではないでしょうか?

感覚と直感で捉えられないもの
みなさんはどう考えますか?

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