全日本鍼灸学会学術大会に参加してきました

仙台国際センター

5/24~5/26まで治療院をお休みさせていただきまして、全日本鍼灸学会に参加してきました。週末の日程で診療日や予定を調整していただいた方々ありがとうございました。


仙台国際センター
会場の仙台国際センター

鍼灸師の大きな集まりは、業団主催のものと学会主催のものとがありますが、全日本鍼灸学会学術大会(以下、学会)は学術系の大会で最大級のものです。流派を問わず鍼灸の研究が盛んに発表されているということで、非常に活気がありました。

つながり、通じ、いかす鍼灸
〜多様性の探求と連携医療への展開〜

今回の学会では上記のテーマをかかげ、鍼灸と他の医療職の連携や診療ガイドラインへの鍼灸の導入・評価方法の模索など多岐にわたるテーマが議論された学会でした。

鍼灸師は医療職では珍しい開業権のある資格のため、チーム医療から離れて仕事をすることが多いのが現状です。そのなかで「どうやって既存の医療と関わり合うか」という一介の臨床家としても非常に興味深いテーマが非常に印象的でした。

その一つの手段として「診療ガイドライン」とよばれる医師の治療指針のようなものに鍼灸を組み込もうというのが昨今の大きな一つの流れのようです。もちろんガイドラインにもさまざまな問題点があり、必ずしも全肯定できるものばかりではありません。しかしその点も含めて全体として鍼灸を社会的なインフラにどう組み込むかという議論がされていたのは、非常に好感の持てる学会でした。

アーカイブもあるとのことなので、何度か見返しながら日々の臨床現場に還元できればと思います。

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