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二つの鍼治療でランダムに比較
この論文では二つの鍼治療の比較で研究されています。
・一方では、更年期障害に効くと言われている経穴を用いた治療。
・一方では、気機をスムーズにするような施術（中医学でいう行気法？）。
この二つの研究がされていたようです。
実際にどこに刺したのかについては調べきれませんでした。
更年期のホットフラッシュでは前者が有意に改善
ホットフラッシュの治療については
前者（更年期に効くと言われる経穴）を使った方が
有意に改善したようです。
1ヶ月間でのホットフラッシュの重症度と頻度
共に低下しています。
このデータは臨床やっていて確かに似たような
実感がありますね
細かいデータに関しては分からない部分も多いので割愛。
睡眠障害、気分障害に関しては有意差なし
睡眠障害や気分障害（イライラするなど）に関しては
そこまで有意差はなかったようです。
ただどちらの施術でも改善はされています。
更年期の気分障害（イライラ）の改善には時間がかかる？
気分障害については、
3ヶ月間の比較で改善されたと答える方が多かったようです。
ホットフラッシュや睡眠障害と比べて
効果が出るまでに時間がかかっているようですね。
これも臨床の体感とマッチしています。
最後に
いかがでしたでしょうか？
英語の論文ということもあり、全て読みきれませんでしたが
なかなか面白かったのではないでしょうか？
気分が安定したり、明るくなったりするのは
西洋医学の治療にはない点ですので
鍼灸の魅力かもしれませんね
また機会があれば論文も紹介してみたいと思います。
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