乾癬は現代医学の病名であるが、
古代の中国にも同じような病気はあった。
それが銀屑病である。
またの名を白ひとも言う 。
完全に一致することはなくとも、かなりの部分で類似点が多いため、現代の中医学院(中国における東洋医学の専門病院)では乾癬=銀屑病とされている。
ここでは、中医学院にならって、
乾癬=銀屑病として、
現代のお病気である乾癬を
見つめていきたいと思う。
乾癬(銀屑病)は今から約350年前・清代の医書に
すでに書かれていたようである。
現代医学では難治性であるものは
東洋医学でも難しい場合が少なくないのだが
伝統医学においては
治療の見立てが確立している珍しい疾患の一つである。
ただし、症状が抑え込めるかどうかは、
細やかな問診に、丁寧な身体所見が取れるか
によるところが大きい。
次回は伝統医学における一般的な
乾癬の治療法を解説してみる。つづく
コメント