中華と油と東洋医学

カレイの甘酢炒め

昔の沖縄空手の名人は沖縄の文化に精通するために
沖縄舞踊や三味線をも磨いたというが本当だろうか?

仕事柄、中国の物に触れることが多いが
ふとしたことから中華鍋を買うこととなった
まあつまりは中華料理の特訓をしようという訳だ。

これがなかなか面白い。
繊細な和食と違い、中華は実に豪快である。
食材の多さもさることながら
「油通し」に代表されるように油を良く使う。
「湯通し」ではなく「油通し」
茹でる時も油を入れるというポイントがある徹底ぶり。

油物を取りすぎると脾胃(胃腸)に負担がかかると
東洋医学の世界ではいうが
和食とのこの量の差は
カルチャーショックである。
めちゃくちゃに多い。

もちろん
うまく調理すればこの油も
スルスルと食べられるのだが
男性の自分ですらちょっとばかりは
カロリー気にしてしまうほど。。。

ましてや昔の中国では油もそこまで質の良い
物も少なかったであろう。
その脾胃に対する負担たるや、
想像するだけで胸焼けしそうである。
当時の中国人の胃腸おそるべし。

もちろんそこは三因制宜。
日本人固有の問題、
島国という風土の問題はあるにしても
僕ら日本の鍼灸師が言う
「食べ過ぎに気をつけてください」の
認識は少し改める必要があるのかもしれない。

それにしてもちゃんと料理すると
中華はとても美味しいものである。
もちろんお茶と一緒に食べるとまた箸が進む。
あぁ・・・美味しい。

カレイの甘酢炒め
カレイの甘酢炒め
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