こんにちは
東京では2000人の新型コロナの感染者が続く展開となっております。
関西圏でも緊急事態宣言を出そうか?なんて話が出ているようです。
鍼灸院は、医療の側面も少なからずありますので当院といたしましては
引き続きコロナ対策をして施術に当たりたいと考えております。
むしろこんな時だからこそ、自然治癒力を高めるような鍼灸施術に
興味を持っていただけると嬉しい限りです。
さてさて今日は友人とこんな話をしていました。
友人(以下、友)「最近コロナ増えてきたなあ」
自分(以下、自)「ほんまやな」
友「でも大阪が一日500人くらいでも大阪の人口が250万人くらいやったらみんなかかるまで5000日はかかるよね」
自「・・・」
吉本新喜劇ばりにずっこけました。
みなさん何がおかしいか分かったでしょうか?
感覚的に捉えられないものもある
![感覚的に捉えらえないものもある](https://www.medicalarts-amt.com/wp-content/uploads/2021/01/sigmund-UmaojK7erQo-unsplash.jpg)
ウイルスの感染は倍々ゲームだとよく言われます。感染した人が、
別の二人にうつすと、さらにその二人が別々の二人にうつす。
1 < 2 < 4 < 8 < 16 < 32
5回うつせば32人ですね。
単純に5倍とはならないのがこの話のキモです。
(もちろんウイルスの場合、こんなに単純にことは運ばないのですが・・・)
この増え方がいわゆる指数関数というやつなのですね。
単純に掛け算とならないので先ほどの例で
5000日もそのペースで増えれば全世界の全人口が
コロナにかかるみたいな悪夢がやってきます。
(恐ろしやおそろしや)
有名な話ですが、
折り紙を43回折ることが出来れば月にいけるそうです。
こちらはなんともロマンチックな話ですが、
ロマンチックになるくらいには
この指数関数という代物が
僕らの感覚からズレているとも言えるのではないでしょうか?
直感的にとらえられないものとどう向きあうか
![直感的にとらえられないものとどう向き合うか](https://www.medicalarts-amt.com/wp-content/uploads/2021/01/statue-756624_640.jpg)
「指数関数なんて高校でやったよ!バカにすんな!」
というツッコミが来そうですが、体感としてこの増え方が
分かる人が人類に何人いるのでしょうか?
僕自身も正直言えば
「指数関数ってなんかすごい増え方するやつ」
くらいにしか体感では分かりません。
(頭で考えればいくらでも深い理解はできます)
鍼灸師として思うこと
鍼灸師は、自分の感覚や直感をとても大切にします。
昨日もそんな記事を書きましたが
自分の感覚こそが診察のキモであり、
他の人より鋭い感覚を持って患者さんの不調を
見つけたり、治したりすることに誇りを持っているからです。
しかし、数学や科学が明らかにしたのは
『感覚だって間違うことがあるんだよ』
ということでした。
感覚的に捉えられないものがコロナであるなら
僕らは感覚的に捉えられるものと
そうでないものの区別が出来なければ
ウイルスに勝てても
僕らはまた同じ過ちを繰り返すのではないでしょうか?
感覚と直感で捉えられないもの
みなさんはどう考えますか?
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