血液レンジングってどうなのさ

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なんだかツイッターで炎上していた血液クレンジング
我々鍼灸師もエビデンスのない世界・一回性のなかで勝負しているわけですが、
実際どうなんだろうと調べてみました。

Googlescalarを使って
最近のものをピックアップしてみました。

日本酸化療法学会によれば
「自家血オゾン療法には、少量自家血(浄化)療法(Minor Autohemotherapy)と、
大量自家血(浄化)療法(Major  Autohemotherapy)=MAHがあり、日本では、大量自家血療法のことを血液クレンジング療法とも呼んでいます。」
(1)

とうことだそうです。
瀉血療法の発展なのかなぁ?
100年近くやってるところからするとそれなりに根強い人気があるみたい。
以下調べたところをピックアップ

・線維筋痛症に対しては睡眠や圧痛の改善などがみられ効果ありありそう。
ただし対象人数が少なすぎて判断保留(2)
・帯状疱疹の場合は薬物治療と組み合わせると単独の治療効果より高いみたい。
・B型肝炎の重症例では効果あるみたい。(4)
・乾燥年齢関連黄斑変性症(AMD)の重症患者において視野の低下を防げるかも(5)

 

 

全体を読んでみて思ったのは割と重症例に最後の手段として使っているみたい。
ただアメリカのFDAなんかではオゾンを使った治療は推奨しないと言ってたりするので病院での標準治療に満足できないのなら自己責任でやってもいいんじゃないって思います。
効けばいいと言うのが本音ですから。

健常者への効果ははっきりわかっていないので、EBMで治療をする医師の方々が『アンチエイジング』的な書き方で効果をうたうのは頂けないなあ

ちなみに最強のアンチエイジングは
「運動・睡眠・食事」

ここは東洋医学、西洋医学どちらも意見の一致するところです。というよりも「運動・食事・睡眠」のクオリティを最大限まで高めて、自然治癒力をあげようというのが東洋医学・鍼灸治療ですし・・・。ポジショントークになってしまうけれども鍼すれば?って思っちゃいますよね。

とはいえエビデンスの無いと言うのは鍼灸も同じで(これはランダム比較試験ができないと言う側面が大きいのですが)色々と考えさせられる話題ではありました。
ただし血液クレンジング=金儲けみたいにやられると統合医療側の人からすると迷惑極まりない訳であります。

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