中医学・東洋医学– category –
五臓六腑、弁証論治など、東洋医学・中医学の基本的な考え方を解説しています。傷寒論などの古典の読み解きも含みます。「なぜ鍼灸はこうアプローチするのか」という背景を知りたい方や、中医学に興味がある方向けの記事です。
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心下の硬結、それ本当に骨なの?
東洋医学を営んでいて、腹診を行っていれば腹部の硬結に遭遇することは日常茶飯事だと思うのだが、腹部(臍上10センチほど)に固いシコリのようなものがあったが病院ではそれは骨だと言われたという相談を受けた。 その先生が触診をされなかったという事実... -
気ってなんだ
東洋医学に触れると必ずぶつかる言葉が「気」。一見すると不思議な言葉であるため こうなったり こうなったりするんじゃない?なんて方が後を絶ちません・・・・ 神秘的なものへの憧れもあるのですが治療においてこんなことは起こりません。と言うよりもい... -
温病条弁 原病篇⑸
前回の条文はこちら 伏気温病においては気温差が大切であろうとべた。前回までは細かく病状を細分化してたが今回はもう少し大風呂敷を広げて、寒熱という視点で大きく鑑別する。 《刺志論》曰、「気盛身寒、得之傷寒、気虚身熱、得之傷暑」。 《刺志論》曰... -
不眠症のパール⑶
前回のお話はこちら不眠症のパール(胃からの展開)不眠症のパール⑵(疲労からの展開) その不眠が「痰」、「火」、「寒気・水気」や「飲食憤怒」によるものであるならば内邪が鬱滞・逆乱したために起こるである。《張景岳・景岳全書》 前回よりは複雑なタ... -
不眠症のパール⑵
邪なくして寝れぬは、必ず営気の不足なり。《張景岳・景岳全書》 前回の不眠のパールは「胃」という部分に注目したパールであった。今回はその特徴についてのパールである。昔読んだ本のタイトルに『疲れすぎて眠れぬ夜に』内田樹 著というのがあったがま... -
不眠症のパール
胃和さざれば、すなわち臥して安ぜず。 《黄帝内経》 胃に何らかの異常があれば、横になっても眠れないよ現代語訳すればこんなところだろうか食べ過ぎで寝苦しいことは誰もが一度は経験されたことがあるだろう専門的に言えば食べ過ぎると一時的に胃が食滞... -
温病条弁 原病篇⑷
《熱論篇》曰「凡病傷寒而成温者、先夏至日為病温、後夏至日為病暑、暑当与汗出、勿止」 -
温病条弁 原病篇⑶
前回の条文では、伏気温病が外感(環境要因)だけでなく内傷(体内の要素)が大きく関わると読むことができた。 さらにこの章では内傷を深掘りして「不蔵精」が伏気温病の原因の大きな要素であると述べる。つまり伏気温病は外感でありながら内傷の要素が大... -
温病条弁 原病篇⑵
ここでは比較的新しい伏気(ふっき)という考え方が登場する。それまでの伝統医学では、何か(邪)によって病がすぐに引き起こされると考えられていたが、「いやいやすぐには発病しなくてもいいんじゃない?むしろ忘れた頃に発症するものもあるんじゃない... -
温病条弁 原病篇⑴
内因と外因