伝統医学には四大聖典と
呼ばれているものがある。
伝統医学の大きな枠組みを作った『黄帝内経』
鍼灸の専門書である『難経』
本草(生薬)の専門書である『神農本草経』
そして今回取り上げる
病気の症状と漢方薬の処方が書かれた
『傷寒雑病論』
他の三冊が基礎医学とするなら
『傷寒論』はまさしく臨床医学
鍼灸師には傷寒論を勉強しなくても良い
と言う先生もいるが
伝統医学から見た
・病気の進行と展開
・整体感
・病気の鑑別
(どの症状はまとめて施術できるのか
どんな症状は分けて施術するのか)
においてこれほど優れた医書も
ほとんどないのでは?と思ってしまう。
漢方家から見た傷寒論の解説は
多くあるけれども
鍼灸師から見た解説はそう多くない。
ゆっくりではあるがこのブログで
少しずつ読み解いていこうと思う。
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