鍼灸– tag –
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呼吸の不思議
疲れて話したくない・・・動くとすぐ動悸がする・・・すぐに息が上がってしまう・・・ 胸に集まると考えられてきた「宗気」はこういった症状と関連があると考えられてきました。今でいうと、心臓の拍出や肺の呼吸機能と大きな関わりがあると考えられるよう... -
心下の硬結、それ本当に骨なの?
東洋医学を営んでいて、腹診を行っていれば腹部の硬結に遭遇することは日常茶飯事だと思うのだが、腹部(臍上10センチほど)に固いシコリのようなものがあったが病院ではそれは骨だと言われたという相談を受けた。 その先生が触診をされなかったという事実... -
気ってなんだ
東洋医学に触れると必ずぶつかる言葉が「気」。一見すると不思議な言葉であるため こうなったり こうなったりするんじゃない?なんて方が後を絶ちません・・・・ 神秘的なものへの憧れもあるのですが治療においてこんなことは起こりません。と言うよりもい... -
「うつ」が増えているらしい
新型コロナウイルスの影響もありウツが増えているらしい。「コロナうつ」なんていうワードも出てきた。自粛ばかりで軟禁状態が続く今は「先が見えない」感覚が大きく響いているようだ。実際には生きるということそれ自体が一寸先は闇で何も知らない幼い時... -
炙り出されていく
先日、緊急事態宣言の延長が発表された。一方で東京も感染者数が横ばいになり、実際の感染者の総数は分からないものの、そろそろ出口戦略を考えて行かなければならない時期だろう。今から経済を回したところで、コロナで亡くなる人より、自殺者が多くなる... -
温病条弁 原病篇⑸
前回の条文はこちら 伏気温病においては気温差が大切であろうとべた。前回までは細かく病状を細分化してたが今回はもう少し大風呂敷を広げて、寒熱という視点で大きく鑑別する。 《刺志論》曰、「気盛身寒、得之傷寒、気虚身熱、得之傷暑」。 《刺志論》曰... -
不眠症のパール⑵
邪なくして寝れぬは、必ず営気の不足なり。《張景岳・景岳全書》 前回の不眠のパールは「胃」という部分に注目したパールであった。今回はその特徴についてのパールである。昔読んだ本のタイトルに『疲れすぎて眠れぬ夜に』内田樹 著というのがあったがま... -
不眠症のパール
胃和さざれば、すなわち臥して安ぜず。 《黄帝内経》 胃に何らかの異常があれば、横になっても眠れないよ現代語訳すればこんなところだろうか食べ過ぎで寝苦しいことは誰もが一度は経験されたことがあるだろう専門的に言えば食べ過ぎると一時的に胃が食滞... -
現代医学って・・・
自分は伝統医学を営むものの一人なのですが意外と現代医学も大好きなのです。^^ 特にワクチンに関しては西洋医学には頭が上がらないものがあります。細菌やウイルスの発見や公衆衛生の考えは天然痘などの病を根絶しました。最近では子宮頚がんワクチンな... -
温病条弁 原病篇⑷
《熱論篇》曰「凡病傷寒而成温者、先夏至日為病温、後夏至日為病暑、暑当与汗出、勿止」