医療功夫小学術大会で発表してきました!

功夫と医療の相互作用!?医療功夫

導引・武術・功夫

功夫が東洋医学と言ったら意外に感じる方も少なくないのではないだろうか?身体を動かして健康を養うことは古くは「導引」と言われて中国で親しまれてきました。

最近でも中国の高齢者たちが健康のために太極拳をしている様子をテレビやネットなどでみたことがある人もいるのではないでしょうか?

上海の太極拳をする人達 https://www.shanghainavi.com/special/5002554より抜粋

最近では実際に太極拳をしていた人たちが、他の運動療法よりメンタルヘルスに良いという研究もでたようで武術の知恵が注目されています。

カンフーマスターからのお誘い

主催者の奥先生はカンフーマスターでありながら鍼灸師という面白い経歴の持ち主の先生です。ちょっとしたご縁で、こちらの小学術大会にお呼ばれして講演してきました(功夫に合わせてチャイナ服で講演)。

実践と理論

功夫や武術の素晴らしさはその実践性だということで、鍼灸師も理論と実践の歯車をどう両輪にしていくかという観点から、お話させていただきました。
テーマにした金元代の東洋医学は、まさしく東洋医学のルネッサンスとも言える時期で、古典を学び直し当時の飢饉や感染症に使える漢方薬を創作した名医をたくさん輩出した時代でした。コロナで話題になった補中益気湯もこの時代の名医によって作られています。補中益気湯はまさしく理論と実践が相互に組み合わさったからこそ生まれた名処方だと言えるかもしれません。

このほかにもお灸堂の鋤柄先生からは飽きずに学ぶヒントを、島田先生からは導引の古典である「引書」の解説を、奥先生のお弟子さんからは鍼灸師が功夫を学んだ体験記を、そして主催者の奥先生からは功夫とは何かをそれぞれおしえていただいた学術小会でした。それぞれの先生の考える実践性が垣間見えるとても良い大会でした。

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