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表証があっても裏虚を優先せよ(傷寒論50条)
これは鍼灸師や漢方家に向けた専門的な記事です。 東洋医学にはいくつかの治療原則がありますが、「表証があっても裏虚を優先せよ」はそのうちの一つです。今回はその原則が生まれるきっかけとなった条文を見ていきます。 原文 脈、浮緊なる者は、法当に身... -
1-2,『内外傷弁惑論』脈を弁ずる
脈を弁ずる 現代語訳 古の医家たちは、人迎と気口という脈の状態によって、内傷と外傷を区別した。すなわち、人迎の脈が気口よりも大きければ外傷、気口の脈が人迎よりも大きければ内傷とみなすのである。この見立ては正しいが、説明がまだ十分ではない... -
傷寒論 太陽病(上)3条
前回の続きはこちら傷寒論 太陽病(上)1条傷寒論 太陽病(上)2条 インフルエンザが流行るとこぞって議論になるのがこの条文の「傷寒」である。典型的な悪寒、関節痛、それに加えて吐き気これに展開の早い臨床像を示せばまさにインフルエンザとクリニッ...
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