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1-3,『内外傷弁惑論』寒熱を弁ずる
寒熱による鑑別は、鍼灸よりもむしろ湯液で重要視される。繰り返しにはなるが、李東垣は内傷を外感病に正気の虚が加わるもの・外傷を外感病があり正気が充実しているものとして考えている。 李東垣は内傷が頭痛・肩こり・腰痛などの点で外傷(太陽表証)と... -
機能性ディスペプシアと慢性胃炎の違い
黎明期 慢性胃炎の黎明期 慢性胃炎は、古くは18世紀にドイツの医師シュタール(Stahl)が感染症の際に胃壁に炎症が見られることを指摘した記録が残っています。その後、フランスの軍医ブルサ(F. Broussais)によって胃炎(gastritides)という名前が付け... -
【症例集】1ヶ月前から不眠の40代男性
施術と経過 来院時の様子 40代男性主訴:不眠(中途覚醒)。腰痛。 1ヶ月前から眠りが悪くなり、ここ数日は寝ても1〜2時間おきに起きてしまう日が続いていた。クリニックでお薬をもらい薬物治療中ではあったが効果がなかったので来院された。 所見と経過 ... -
表証があっても裏虚を優先せよ(傷寒論50条)
これは鍼灸師や漢方家に向けた専門的な記事です。 東洋医学にはいくつかの治療原則がありますが、「表証があっても裏虚を優先せよ」はそのうちの一つです。今回はその原則が生まれるきっかけとなった条文を見ていきます。 原文 脈、浮緊なる者は、法当に身...