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鍼はなぜ効くのか?
鍼灸に科学的な知見が加わる日 それは鍼灸がより発展する日でしょう -
【症例集】腹痛と下痢と便秘を繰り返す50代女性
施術と経過 50代女性主訴:腹痛。下痢と便秘を繰り返す。不眠 1ヶ月前に風邪を引いてそこから不調が始まる。風邪が回復した後、咳喘息と下痢・不眠が続き、徐々に食事が取れなくなる。 クリニックではIBS(過敏性腸症候群)の疑いを受けたが、あまり改善が... -
【症例集】不眠や頭痛・腰痛などを伴う慢性疲労症候群の男性
30代男性主訴:首や肩・腰の痛み。不眠。慢性疲労症候群の疑い。 3年前より発症。感染症の罹患後、集中力の低下やドライアイ、不眠(中途覚醒)などに苛まれる。クリニックへの通院で回復傾向であったが経過が長くイマイチ治りきらないという思いから、鍼... -
【症例集】胃痛、不眠などを伴う不定愁訴の女性
40代女性主訴:胃痛、加えて不眠、ホットフラッシュなどの不定愁訴 3ヶ月前より胃痛を発症。薬物治療で効果が薄かったために追加で鍼灸施術を希望される。 舌診:胖大、舌下静脈暗脈診:緩腹部:小腹硬満、季肋部の張り 初診;仕事終わりなどに胃の痛みが... -
【症例集】胃の不調のために転職した30代男性
胃の不調のために転職した30代男性の症例 ここでご紹介する記事はあくまでも一つの症例です。経過には個人差があります。一方で鍼灸にはさまざまな症状に効果があると考えられていますが現状まだまだ知られていません。当院の症例を通して一人でも多くの方... -
坐骨神経痛が改善するエビデンスが出ました
鍼灸の研究が進んでいる 東洋医学ひいては鍼灸は職人の技術がある世界であり、長らく臨床研究が難しいとされてきました。一方で最近の技術の発展によって、鍼灸も臨床研究が盛んに行われています。痛みや痺れだけでなくさまざまな症状に効果が証明され始め... -
内関ってどんなツボ?
内関の由来 内関の名前の由来は二つある。一つ目は体の部位的な意味として、もう一つは経穴の効果としてである。 内関は、手首の「内」側にあり、また手之厥陰心包経の絡穴であるところから手之少陽三焦経に通じる関所である。ここから内関と名付けられた... -
【症例】30代男性 うつぶせができない慢性腰痛
30代男性主訴:腰痛(腰椎椎間板ヘルニアの疑い) 初診時;若い時から腰痛に悩まされており、腰痛のために仕事を休むことも多かった。くしゃみでも腰に響き痛みが出る。この度、腰痛で手術をすることになったが、手術をする前にいろいろ試してみようとご来... -
【症例】50代 男性 ぎっくり腰(卒腰痛)
50代 男性主訴:ぎっくり腰 初診時;歩くのもままならないほどのぎっくり腰で、ご連絡いただく。来院時もベッドで座ることもままならず、診察がまともにできない。腰に強い熱感があり局所取穴でとりあえず、可動域を作る。舌診;紅舌脈診;やや細い腹部;... -
【症例】30代 女性 腰痛・坐骨神経痛
30代 女性主訴:腰痛・坐骨神経痛(腰椎椎間板ヘルニアの疑い) 初診時;11月ごろコロナに罹患し、寝たきりの時間が増える。その後、足に重だるさを感じたため、整形外科を受診。ブロック注射を打つが、痛みが引く場合と逆に痛くなる場合があり、鍼灸を試... -
『中医臨床』178号に寄稿しました
先日、東洋学術出版さんの『中医臨床』という雑誌の178号に寄稿させていただきました。なんやかんやで寄稿も三年目になります。鍼灸臨床というのは手仕事な側面が多く、どうしても言語化が追いつかず職人芸になりがちなところがあります。もちろんすべてを...