天王寺花梨堂では、
一人一人にあったオーダーメイドの施術をするため
東洋医学に基づいた施術を行なっております。
施術の流れ
①問診 Medical consultation
まずは予診表に現在お困りの症状をご記入いただき、そのあとで問診を行います。問診は当院でもっとも重要視している診察です。痛みや辛さ・今の悩みなどを詳しくおうかがいします。じっくりと症状をお聞きした上で、鍼灸を通して何ができて、何を目標として施術するのかを説明させていただきます。
舌診 Tongue examination
問診の後は、実際の施術に入る前にお身体の状態を確認していきます。舌は体でもっとも外側にある消化器です。また舌の赤味は全身(特に上半身)の血液の流れ方をあらわしています。
舌をみることで問診だけではとらえきれない症状や言葉では言い表わせないお身体の状態などをとらえていきます。
脈診 Pulse examination
問診の後は、脈診を行います。東洋医学(中国伝統医学)の醍醐味ともいえるのが脈診です。
手の橈骨動脈の拍動をみることでお身体の状態を確認していきます。手の橈骨動脈には自律神経がまとっており、脈診をすることで、自律神経の状態やカラダの血液循環の様子をうかがい知ることができます。問診だけではとらえきれない症状や言葉では言い表わせないお身体の状態などをとらえていきます。
舌診と組み合わせることでお身体をより多面的にとらえていきます。
腹診 Abdominal examination
腹診は特に日本で発達した診察技術です。お腹は身体の中心にあるので、カラダのさまざまな反応が現れます。腹部の緊張や息の入り方などをみていきます。脈診や舌診と違い広い面を捉える診察法ですのでよりダイレクトにダナミックにお身体の状態を捉えることができます。
背候診 back examination
お腹を裏とするならば、背中は表です。
うつ伏せになっていただき背中から腰までを大きく触れて確認していきます。身体の状態をダイレクトでダイナミックにとらえる腹診を別の角度から見たのが背候診です。背中や腰には伝統的に内臓の状態を知ることができるツボが並んでおり皮膚の色ツヤや緊張、コリなどを見つけていきます。
その他
その他、症状に合わせて検査を行う場合があります。
ツボ選び そして 施術 Treatment
問診から始まって
ここまでしっかりと診察と検査を行いました。
ここからお一人お一人に合わせてお身体にあるツボ(経穴)を選んでいきます。なぜそこを選ぶのか?そのツボにはどんな効果があるのか?説明しながら施術させていただきます。
人のカラダはいつも同じ様に見えて少しずつ変化しています。季節や天候などさまざまな影響が身体に変化をもたらすと伝統医学では考えられてきました。その日、その人、その状況にあった施術を当院では行なっております。
鍼灸施術の治療間隔の目安
症状・ご要望 | 期間 | 頻度 |
急性 | 短期間 | 3〜4回/週 |
慢性/体質改善 | 症状・個人差による | 1〜2回/週 |
養生 | 長期 | 月1回 |
症状が急性の場合
期間:短期
ぎっくり腰や寝違え、足首の捻挫など、症状が出て間もないものは、お病気が古くないので症状が改善されるのも早くなります。症状が改善されるまでは、一日置きに施術を受けると非常に効果的です。ぎっくり腰などであれば1〜3回程度で改善することが多いです。
症状が慢性の場合
期間:症状、個人差による
慢性的な症状やお病気は結果であると当院では考えています。今の症状に到るまでに精神的な疲労、血行不良、内臓の疲労・不調和などが積み重なって症状が出てくることが多いからです。当院では、自律神経を整えたり、血液循環を改善したり、一時的に痛みをとったり、などその日のお身体に合わせて施術することが効果的です。特に治療開始時は、間隔を空けず1〜2回/週程度通われると非常に効果的です。その後、症状の改善をみて施術の間隔を空けていきます。
体質改善の場合
期間:3ヶ月〜
初診時の体力にもよりますが、2回/週くらいのペースで、長い目を見ての受診をオススメしております。体質改善の場合、季節や天候の影響もありますので最低3ヶ月。四季の変化に寄り添って施術してまいります。
疲労回復、健康維持、養生
期間:問わず
特に症状はないが、疲労回復や健康維持のために鍼灸施術を利用したいという方は、1〜2回/月くらいがお進めです。また特に疲れが溜まる時、辛い時は施術の頻度を増やすことで、より身体での変化を感じていただけます。
※※※いずれの症状も体質や症状によって、施術の頻度や期間は前後します。※※※
※※※初診は無料ですので、まずは受診してご相談ください。※※※
※※※慢性や体質改善の場合、平均して3〜5回の施術で、身体の変化を感じていただいております。※※※