逆子を鍼灸で改善する
逆子は産科の領域では骨盤位と呼ばれます。
多くの逆子は、
妊娠の週数が増えるにつれて改善して行きますが、
一部10%程度の方が逆子体操や外回転術を行っても
出産間近の35週目まで改善されないというデータもあります。
逆子はただ単に胎児が逆を向いているというだけではありません。
①前期破水を起こしやすくなる。
②出産に時間がかかることが多く、母子ともに負担が大きい。
③障害(神経麻痺、先天性股関節脱臼etc)を持って生まれるリスクが上がる。
などなど多くの負の側面を持っています。
このため、逆子のお産は、帝王切開をするというのが
現在の医療のスタンダードのようです。
ただし、帝王切開も出産時には母子にとって優しい方法なのですが
①手術痕が残る
②産後の不調が見られる
③2歳以上で健康上の問題が多く見られる
など本当に帝王切開がいいのかという疑問の声も
医師の中から上がっていきています。
一方で鍼灸は、
逆子に対して多くの治療成績を残してきました。
筑波技術大学の研究では
「鍼灸治療を受けることで逆子の60%以上が改善した」
という研究結果も出ております。
一般的な治療薬の効果が60%以上と言われているので
かなり有効な結果と言えるのではないでしょうか?
また帝王切開の費用が6万程度のため
逆子の施術は数回で終わることを考えれば
身体に優しくかつ経済的な治療なのです。
近年ではその逆子に対する効果から
NHKでも取り上げられました。
当院では、上記の研究結果を生かすだけでなく
中医学的な観点を導入して
その人のお身体にあった施術で
最短で改善できる日数を目指して
日々精進しております。
また逆子が改善されない場合でも
お身体を整えることで
分娩時間が短くなったり、
妊娠時の深いな症状が改善したりと
多くの喜びの声をいただいております。
まずは一度、お気軽にご相談ください。